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2022 年度 研究成果報告書

超人的ロコモーションを可能とするスパイダーマン型ロボットシステムの研究開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20H02119
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分20020:ロボティクスおよび知能機械システム関連
研究機関九州工業大学

研究代表者

永岡 健司  九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (60612520)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードクライミングロボット / テザークライミング / 移動探査ロボット / 鉤爪型ロボットグリッパー / 極限地形
研究成果の概要

本研究では,既存ロボットの未踏領域である凹凸急傾斜地形における革新的な移動方式として,スパイダーマン型の超人的なロボット・ロコモーションを提案し,実証することが目的である.既存の多脚型フリークライミング・ロボットの課題であった,鉤爪型ロボット・ハンドの地形凹凸への適応限界と脚の可動域制限に対して,ハンド多指の非同時「しがみ付き」とテザークライミング(複数テザーの長さ制御による空間移動)を相乗的に組み合わせることで,移動可能領域を拡大する新たな移動ロボット技術に挑戦する.これら新規技術を機能的に融合した統合ロボットシステムの開発と技術実証をおこなう.

自由記述の分野

宇宙ロボット工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

2009年に日本の月面探査機「かぐや」が世界に先駆けて発見した月の縦孔は,月面地下の溶岩流が形成した洞窟の天窓とされ,月面地下空洞の発見に繋がる大きな科学的成果であり,近年,一気に注目が集まっている.月の地下空洞は,宇宙放射線や隕石からの防壁性と高い温度安定性から,将来の月面基地拠点としても期待されている.そのため,この地下空洞にアクセスするためのキーテクノロジーとして,既存ロボットにとって未踏領域である縦孔や洞窟のような凹凸急傾斜地形にアクセス可能な新しいロボット探査技術の実現が強く望まれる.この技術が実現することにより,月面開発の新たな局面を切り拓いていくことが期待できる.

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公開日: 2024-01-30  

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