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2023 年度 研究成果報告書

ITAMモチーフとStat1による破骨細胞制御

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09461
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

藤本 徹  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 特定研究員 (00433003)

研究分担者 宮本 健史  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (70383768)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード整形外科
研究成果の概要

人工関節や骨接合プレートなど、様々な骨設置型の医療用インプラントが使用されている。生体内骨留置インプラントでは、その周囲に起こる骨吸収がゆるみ等の原因となるが、インプラント周囲の骨吸収のメカニズムは明らかになっていない。本研究では、CTLA4- CD80/86シグナルを抑制するCTLA4-Fcが、インプラント周囲の骨吸収を担う破骨細胞分化に必須のサイトカインであるRANKLによるカルシウムオシレーションと破骨細胞分化に必須の転写因子であるNFATc1の発現を抑制し、破骨細胞分化を直接抑制することを見出した。また、このCTLA4の作用はITAMの1つである、FcRγを介していることを見出した。

自由記述の分野

整形外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

人工関節などの骨設置型の医療用インプラントは、今日の医療に欠かせない。しかし、骨設置型の医療用インプラントの周囲で骨吸収が起こると、インプラントの抜去や再設置など、患者にとって極めて負担の大きな事態を余儀なくされることもしばしばであり、その対策は重要である。インプラント周囲の骨吸収は破骨細胞によって誘導されるが、本研究ではインプラントに反応して誘導される破骨細胞分化において、CTLA4がFcRγを介してRANKLによる破骨細胞分化を直接抑制することを見出しており学術的意義がある。また今後のインプラントのゆるみ対策の一助となるなど、社会的意義もあると考えている。

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公開日: 2025-01-30  

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