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2022 年度 研究成果報告書

イオウ元素に着目したサルファープロテオミクス解析技術確立と応用

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21283
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分38:農芸化学およびその関連分野
研究機関宮崎大学

研究代表者

榊原 陽一  宮崎大学, 農学部, 教授 (90295197)

研究分担者 黒木 勝久  宮崎大学, 農学部, 准教授 (20647036)
服部 秀美  宮崎大学, 農学部, 教授 (80508549)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2023-03-31
キーワードチロシン硫酸化 / プロテオミクス / 翻訳後修飾 / イオウ / レドックス制御
研究成果の概要

「二次元電気泳動によるイオウ存在形態のサルファープロテオミクス解析」において、翻訳後修飾としてのチロシン硫酸化の機能解明を目的に、ゼブラフィッ シュをモデルに二次元電気泳動によるプロテオーム解析を実施した。タンパク質パースルフィドの特異的検出法開発を目 的に、研究を実施した。タンパク質中のシステインのチオール基(SH基)にさらに硫黄が付加 し、パースルフィド(SSH基)となったものをタンパク質パースルフィ ドという。SH基の蛍光標識試薬CyDye maleimideを用いたタンパク質SSH化検出条件の検討を行った。さらに、新型コロナウイルス感染時の受容体ACE2のチロシン硫酸化を検討した。

自由記述の分野

応用生物化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

新型コロナウイルスの受容体であるACE2のチロシン硫酸化を明らかにした。
ACE2のペプチドを用いた結果、3種類のACEIIペプチドの内、2種類のACE2ぺプチド(ACE2-1とACE2-2)の硫酸化を酵素活性測定にて見出すことが出来た。ACE2のペプチドを 酵素的に硫酸化し、LC-MSを用いて解析した結果、ACE2-1ペプチドの硫酸化ペプチドを検出することが出来、さらに、MS/MSによる構造解析を行うことが出来た。これらの結果より、ACE2のチロシン硫酸化が新型コロナウイルスの感染制御に関わる可能性が示された。

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公開日: 2024-01-30  

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