3次元動画像の感性評価に対する時系列解析手法

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21500206
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 感性情報学・ソフトコンピューティング
• 研究機関: 金沢工業大学
• 研究代表者: 松下 裕 金沢工業大学, 情報学部, 准教授 (60393568)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 感性情報 / ソフトコンピューティング / 解析・評価 / 時系列解析

研究概要

本研究では,感性評価に対して時間ピリオドの刺激間の相互作用を考慮できる時系列解析手法を提案する.具体的な都市景観評価の問題への適用により次の知見が得られる.被験者は建物壁面色彩の統一性を重視する群と重視しない群に分割されるが,前者は形態に関しても統一性を求め,後者は変化を求める.両群ともに,各街区では形態が共通で街区間でのみ変化するような街並みを好む.さらに,感性評価の再現性の検討を行う.

研究成果

• [雑誌論文] 一対比較時の選好再現性に関する確率推論モデル (2012)
  • 著者名/発表者名: 松下裕
  • 雑誌名: 日本知能情報ファジィ学会誌 巻: Vol.24,(印刷中)
  • 査読あり
• [雑誌論文] Certainty equivalent representation of binary gambles that are decomposed into risky and sure parts (2012)
  • 著者名/発表者名: Matsushita, Y.
  • 雑誌名: Review of Economics & Finance ページ: 65-75
  • URL: http://www.bapress.ca/journal-2012-2.html.
  • 査読あり
• [雑誌論文] Central r-naturally fully ordered groupoids with left identity (2011)
  • 著者名/発表者名: Matsushita, Y
  • 雑誌名: Quasigroups and Related Systems 巻: Vol.19 ページ: 287-300
  • 査読あり
• [雑誌論文] アニメーション刺激を用いた都市景観評価に対する動学的モデル-カルマンフィルタによる時系列解析- (2009)
  • 著者名/発表者名: 長谷川渡, 松下裕
  • 雑誌名: 日本知能情報ファジィ学会誌 巻: Vol.21 ページ: 471-479
  • URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsoft/21/4/21_4_471/_pdf.
  • 査読あり
• [学会発表] アニメーション刺激を用いた都市景観評価の時系列解析-屋根面の見え方を考慮した建物形態変化の影響- (2012)
  • 著者名/発表者名: 松下裕
  • 学会等名: 日本建築学会大会学術講演梗概集
  • 発表場所: 名古屋大学・愛知県
  • 年月日: 2012-09-12
• [学会発表] ベイジアンネットワークによる一対比較の選好再現性予測 (2011)
  • 著者名/発表者名: 松下裕, 牧知宏
  • 学会等名: 第27回ファジィシステムシンポジウム講演論文集,日本知能情報ファジィ学会
  • 発表場所: 福井大学・福井県
  • 年月日: 2011-09-14
• [学会発表] アニメーション刺激を用いた都市景観の評価-建物形態の変化による影響- (2011)
  • 著者名/発表者名: 太田裕介, 松下裕
  • 学会等名: 第27回ファジィシステムシンポジウム講演論文集,日本知能情報ファジィ学会
  • 発表場所: 福井大学・福井県
  • 年月日: 2011-09-14
• [学会発表] アニメーション刺激を用いた都市景観評価の時系列解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 松下裕
  • 学会等名: 日本建築学会大会学術講演梗概集F-1
  • 発表場所: 富山大学・富山県
  • 年月日: 2010-09-11
• [学会発表] 眼球運動に基づく服飾刺激の選好特性の考察 (2009)
  • 著者名/発表者名: 腰山至, 松下裕
  • 学会等名: 第25回ファジィシステムシンポジウム講演論文集,日本知能情報ファジィ学会
  • 発表場所: 筑波大学・茨城県
  • 年月日: 2009-07-15
• [図書] 感情と思考の科学事典 (2010)
  • 著者名/発表者名: 松下裕
  • 総ページ数: 164-167
  • 出版者: 朝倉書店
• [備考]
  • URL: http://www2.kanazawa-it.ac.jp/matsulab/link/matsulab_tea.html