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2023 年度 研究成果報告書

クロムによるインシュリン抵抗性抑制とエリスロポエチンの関係

研究課題

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研究課題/領域番号 21K05975
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分42030:動物生命科学関連
研究機関大阪公立大学 (2022-2023)
大阪府立大学 (2021)

研究代表者

西村 和彦  大阪公立大学, 大学院獣医学研究科, 准教授 (30285308)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード3価クロム / インシュリン抵抗性 / エリスロポエチン / PPARγ
研究成果の概要

3価クロム(Cr)はインシュリン抵抗性を改善すること、エリスロポエチン(EPO)も同様の作用が報告されている。EPO産生細胞のHepG2細胞を用いて、Cr添加のインシュリン抵抗性獲得への影響とEPOの関与について解析した。Crはペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)に依存してHepG2細胞のインシュリン抵抗性獲得を阻害した。CrはEPO産生も促進し、EPOレセプターを介してインシュリン抵抗性獲得の抑制に寄与していた。4週間以上Crを長期投与した場合、CrによるPPARγとEPO産生促進効果は持続していた。Crのインシュリン抵抗性獲得の阻害作用は長期間持続すると考えられた。

自由記述の分野

毒性学

研究成果の学術的意義や社会的意義

3価クロムはサプリメントとして利用されているが、その効果については意見が分かれており、細胞での3価クロムの作用機序の解明も進んでいない現状で、本研究の成果は3価クロムの有用性を示す一助になると考えられる。また、3価クロムを長期処置しても作用が減弱しないことから、インシュリン抵抗性の予防や治療に3価クロムの利用の可能性が見いだされた。

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公開日: 2025-01-30  

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