研究課題/領域番号 |
21K07771
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
村松 秀城 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (00572570)
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研究分担者 |
奥野 友介 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (00725533)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 若年性骨髄単球性白血病 / エピゲノム |
研究成果の概要 |
若年性骨髄単球性白血病(juvenile myelomonocytic leukemia; JMML)は、主に5歳未満の小児に発症する予後不良な造血器腫瘍である。本研究では、分子学的発症メカニズムの全体像を明らかにすることを目標としてクロマチン免疫沈降シーケンス(ChIP-Seq)によるヒストン修飾の網羅的プロファイリングを行い、JMMLの疾患特異的なH3K27acのヒストンマークが濃縮しているエンハンサー領域の候補を抽出した。さらに、他のゲノム解析(single-cell RNA sequencing、Error-corrected sequencing)との統合解析を行った。
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自由記述の分野 |
小児血液腫瘍
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
若年性骨髄単球性白血病(juvenile myelomonocytic leukemia; JMML)は、主に5歳未満の小児に発症する予後不良な造血器腫瘍である。唯一の根治療法は同種造血細胞移植であるが、満足できる治療成績は得られていない。今回のクロマチン免疫沈降シーケンスを含む網羅的遺伝子解析による研究成果により、JMMLの分子学的発症メカニズムの更なる解明が進み、予後を正確に予測するバイオマーカーに基づく最適医療(PrecisionMedicine)の実現に寄与することが期待される。
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