研究課題
基盤研究(C)
複素領域での非線型偏微分方程式の解とその特異点を研究し、次の成果を得た。(1) 特異点を持つ多くの非偏微分方程式に対して解の存在と一意性を証明した。(2) 一階のブリオ・ブーケー型の非線型偏微分方程式で特性指数が正整数の時に、超曲面上でのすべての解の特異点を完全に決定した。(3) 非コワレウスキー型の非線型偏微分方程式の発散形式解のボレル総和可能性を証明した。(4) ラプラス・ボレル変換のq-類似の研究を行い、それをq-差分偏微分方程式に応用した。
偏微分方程式論