研究課題
若手研究
アキレス腱断裂などの腱損傷は、運動器外傷の中でも頻度の多いスポーツ外傷の一つである。しかし、その治療法はこの数十年間で大きく変化していない。本研究では、間葉系幹細胞由来細胞外小胞(MSC-EV)やレチノイン酸受容体作動薬の局所投与がアキレス腱の修復を促進することを示すとともに、その腱修復に関与する細胞の一部を明らかにするための遺伝子改変マウスを作製した。
整形外科
数十年大きく変化していない腱損傷の治療法であるが、MSC-EVやレチノイン酸受容体作動薬の局所投与がアキレス腱損傷における修復促進効果を示し、そのメカニズムの一部を明らかにしたこと、そのための解析ツールとして遺伝子改変マウスを作製したことに学術的および社会的な意義がある。