研究課題/領域番号 |
23590168
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
三浦 昌朋 秋田大学, 医学部, 教授 (30265194)
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連携研究者 |
高橋 直人 秋田大学, 医学部, 講師 (80344753)
佐藤 一洋 秋田大学, 医学部, 講師 (30436191)
土谷 順彦 秋田大学, 医学部, 准教授 (70282176)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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キーワード | 分子標的抗がん剤 / TDM / 遺伝子多型 |
研究概要 |
血中濃度を指標とした分子標的抗がん剤の個別化投与方法を確立した。ニロチニブのトラフ濃度は800 ng/mL以上にすることで効果的であったが、UGT1A1遺伝子変異を持つ患者は、高ビリルビン血症を起こすため、他のTKIへ変更するか、血中濃度500ng/mLを指標に投与量を設計すべきである。ダサチニブの効果は体内暴露量に相関するが、トラフ濃度は2.5ng/mL以下に抑える必要がある。一方で投与後2時間の血中濃度を50 ng/mL以上にすることで、点突然変異発現が抑えられた。つまりピーク値付近の血中濃度を上げ、トラフ濃度を検出限界以下まで下げる投与設計を行うことで、効果的に使用することができる。
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