研究課題
基盤研究(C)
「アンジオテンシンII(AngII)によって惹起される心房細動受攻性亢進にレプチンシグナルが関与しているのでないか」との仮説を立て検証した。レプチン欠損ObマウスおよびコントロールCNTマウスにAngIIの持続皮下投与を4週間行った。1)CNTではAngIIによって左房のレプチン発現が亢進した。2)Obの心房細動誘発率はCNTに比し低かった。3)CNTに見られた炎症性線維化シグナルの発現亢進はObで抑制された。4)心房線維芽細胞にAngIIを添加するとレプチン発現が亢進した。5)CNTではレプチン添加によって炎症性線維化シグナル発現が亢進したが,Zuckerラットでは認められなかった。
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巻: 78(2) ページ: 300-306
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