研究概要 |
我々は癒着形成メカニズムの重要因子であるPAI-1とSTAT1の発現を抑制するPAI-1 siRNA vectorとSOCS1 expression vector(特異的にSTAT1を抑制)を作製し、マウス腸管癒着モデルでの癒着予防効果を検討した。 A: Control群、B: SOCS1群、C: PAI-1 siRNA群、D: SOCS1+PAI-1 siRNA群、F: HGF (positive control)群を設定した。癒着の程度と組織像はA, B, Cの3群に差は無かったが、D群で優位に癒着は改善しておりF群と同等の結果であった。全ての群で骨髄、肝臓、腎臓への副作用を認めなかった。
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