研究課題
若手研究(B)
血管性認知症の病態解明のために組織型プラスミノゲン活性化因子(t-PA)遺伝子欠損マウスを用いて検討を行った。t-PA投与によって、脂質代謝に関連する受容体に結合し内皮の活性化、血管内皮増殖因子の産生誘導し、脳防御機能を変化させ、細胞死によって曝露される活性酸素によってさらに細胞を分解する酵素が増加し活性化された。血管性認知症に内因性t-PAが潜在的な逃避行動すなわち歩行へのモチベーションに対して関与している可能性が示唆された。
中枢神経薬理