研究課題
基盤研究(B)
本研究では、管腔の異形(走向異常、バリエーション)を3次元モデル化し、手術シミュレータに供給することを目的とした。これまでに開発を続けている腹腔鏡手術シミュレータの対象としてきた胆管、胆嚢周辺を中心に、腎臓、脳血管などにみられる異型のモデルを作成した。胆管、胆嚢動脈の異型モデルについては、それらが接続(分岐)する総胆管、腹部動脈(胆嚢動脈基部)で複数の異型形状を切り替えられるようにモジュール化した。また、これら異型器官を取り巻く漿膜、脂肪、結合織モデルを人工的に生成させ、実際の術野に近い環境を合成できるようにした。
医工学、医療情報学