研究課題/領域番号 |
25290020
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 杏林大学 (2017) 愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所 (2013-2016) |
研究代表者 |
島田 厚良 杏林大学, 保健学部, 教授 (50311444)
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連携研究者 |
池原 進 関西医科大学, 医学部, 教授 (90108986)
葛谷 雅文 名古屋大学, 医学部, 教授 (10283441)
稲葉 宗夫 関西医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70115947)
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研究協力者 |
Woodward David Imperial College London, Faculty of Engineering, Professor
渡部 紀久子 甲子園大学, 栄養学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 髄膜 / 脈絡叢 / 脳 / 免疫 / 炎症 / 神経変性 |
研究成果の概要 |
脳と免疫系が細胞間相互作用を行う場所を特定したいと考え、遺伝子組み換えマウスと骨髄移植技術を応用して、骨髄で生まれた細胞だけが緑色に光るマウスを作製し、免疫細胞が骨髄を出てどのような時間経過で頭蓋内のどこへ分布するのか追跡した。その結果、免疫細胞は脳を覆う髄膜と髄液を作り出す器官である脈絡叢にまず展開し、次いで脈絡叢を経路として脳内へ進入した。この細胞は全身に生じた炎症を脳へ伝える役目を担っていた。さらに、認知症のような変性病態では、脳はより多くの免疫細胞を骨髄から呼び寄せた。脳が巧妙な組織構築を背景に免疫細胞を駆使して、全身に生じた異変を察知し、脳の異変を全身に伝える仕組みの一端を解明した。
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自由記述の分野 |
神経病理学
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