研究課題
基盤研究(C)
アンサンブル手法を用いて全球大気海洋結合モデルに大気観測データを同化するシステムを構築し,2ヶ月間の実験的な再解析を実施した.海面水温と降水のラグ相関関係など,大気海洋相互作用の影響をより適切に反映できるようになっただけでなく,大気大循環モデルに基づいたシステムには見られなかった熱帯太平洋における海盆規模の相関構造が見出された.また,アンサンブル平均およびスプレッドの時間発展に関する基礎的な方程式を導出し,結果の解釈を行う上で基盤となる興味深い知見が得られた.
海洋物理学