研究課題
基盤研究(B)
緑内障は眼圧依存性に視野障害をきたす眼疾患である。視野障害は不可逆性であるため、失明予防には早期発見、早期治療が必要である。今回我々は末梢血から得られるRNAの転写プロファイルをターゲットとした緑内障を予測する新たなバイオマーカーを探索する研究を行った。本研究では正常眼圧緑内障患者32名とその対照として遺伝的要因が少ないと考えられる眼疾患患者32名を解析した。対象患者から末梢血を採取、RNAを抽出しCAGE法によるプロモーター発現量の網羅的解析を行った。2群のディファレンシャル解析より発現の亢進もしくは減少している遺伝子を選別した。これらは緑内障のバイオマーカーとして活用できる可能性がある。
緑内障