研究課題/領域番号 |
26461362
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
村上 和敏 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (40620753)
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研究協力者 |
和田 淳 岡山大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授
江口 潤 岡山大学, 大学病院, 講師
中司 敦子 岡山大学, 大学病院, 助教
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 脂肪細胞 / メタボリックシンドローム / 肥満症 / 膜蛋白 / 接着分子 / アドヘレンスジャンクション / アクチン |
研究成果の概要 |
脂肪細胞は余剰エネルギーにより肥大化すると、アディポカイン分泌異常などにより代謝調節機能が障害されメタボリックシンドロームや糖尿病を発症する。我々は、肥満ラットの内臓脂肪組織からホモフィリックな細胞接着に関わる細胞接着分子ACAMを発見した。脂肪細胞でACAMを過剰発現したマウスを高脂肪高蔗糖食で飼育すると、肥満、糖尿病の発症が予防された。このマウスでは脂肪細胞同士がACAMにより接着し、その接着部位に表層アクチン(F-actin)を形成し、電子顕微鏡で同部位にzonula adherens形成を認めた。ACAMは細胞接着と表層アクチン形成により脂肪細胞肥大化を抑制し、肥満や糖尿病を予防する。
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自由記述の分野 |
糖尿病学
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