研究成果の概要 |
肺動脈肺高血圧症(PAH)への転写因子GATA-2の関与, 骨髄由来免疫抑制細胞(MDSC)・マクロファージの役割.1) ヒトPAH肺組織ではGATA2+CD68+マクロファージ細胞浸潤が多数集簇. 2)ヒトPAHで末梢血MDSC増加を認めた.3) GATA2-KOマウスを樹立し、PAHを誘導. GATA2-KOでは,WTより右心負荷が低かった. 肺動脈リモデリングは有意差はなかった. 一方GATA-2 KOで炎症細胞浸潤を多く認めた.これらより, ヒトPAHではGATA2発現上昇, マウスGATA2-KOにて右心負荷が低いことと一致したが, 炎症細胞浸潤は相反する結果で検討が必要である.
|