Project/Area Number |
19700374
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Laboratory animal science
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Research Institution | Central Institute for Experimental Animals |
Principal Investigator |
SHINOHARA Haruka Central Institute for Experimental Animals, 実験動物研究部, 研究員 (60414067)
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Project Period (FY) |
2007 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,840,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2008: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 感染症 / 微生物 / マイクロアレイ / 動物 / 徴生物 |
Research Abstract |
病原遺伝子の検索のため、まずはHelicobacter hepaticus(Hh)の菌株収集を行った.444件の培養を行い、Helicobacter spp.(Hspp.)の16SrRNA遺伝子のPCRで陽性となったのは58件、更にHh 16SrRNA遺伝子のPCRで陽性となったのは21件、そしてウレアーゼ試験で陽性となりHhとして分離できたのは4件であった. 平行して蛍光ビーズアレイ Luminex の系の確立を目指し、まずは16SrRNA領域をターゲットとした実験を試みたが遺伝子配列の類似性が高く成功しなかった.そこで特異性が高いターゲット遺伝子としてgyrBに着目し、この遺伝子の解析を行った.実験動物由来ヘリコバター7種類[Hh, H. bilis(Hb), H. typhlonius(Ht), H. rodentium(Hr),H. muridarum(Hm), H. cinaedi(Hc), H. cholecystus(Hcho)]のDNAを用いてSequenceWorking解析を行い、配列を決定した.同様の実験を16SrRNA遺伝子においても行い、その2つの結果を比較するとgyrB遺伝子の特異性が非常に高いことがわかった. 今回解析したHhの配列からgyrB遺伝子検出用Primerを設計し、Hh 16SrRNA遺伝子検出PCR陽性となった100検体(盲腸サンプル)についてPCRを実施した結果、gyrB遺伝子PCR陽性となったものは認められなかった.菌体から抽出したDNAではPCR陽性となることから、盲腸サンプル中の菌数が少ないことと、gyrB遺伝子のコピー数が少ないことが示唆された. また、Hh病原遺伝子群とされているHHGI1の中でヘリコバクター属以外の菌(V. cholerae, Yersinia pestis)で病原遺伝子とされている遺伝子と類似しているORF13個を選出し、Hh以外のヘリコバクター、特に病原性があると言われているHb,Htにもそれらの遺伝子が存在しているかどうかをPCRにより調べたが遺伝子は検出されなかった.
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