Radiopaque microsphere with antibacterial and analgesic effect; from bench to clinic
Project/Area Number |
20K16806
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Aichi Medical University |
Principal Investigator |
成田 晶子 愛知医科大学, 医学部, 助教 (00762080)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | SAP-MS / 血管塞栓術 / 塞栓物質 / 薬剤溶出ビーズ / デリバリーシステム / 薬剤溶出性ビーズ |
Outline of Research at the Start |
薬剤溶出性ビーズ DEBを用いた塞栓術は局所効果の高い、低毒性の治療とされる。本邦で臨床使用されているDEBに高吸水性ポリマー製球状塞栓物質 SAP-MSがある。SAP-MSは液体を吸収し、膨潤する性質がある。そこで、造影剤と抗生剤や鎮痛剤等の各種薬剤を併せてSAP-MSに吸収させ、視認可能かつ薬剤溶出による種々の作用を有する球状塞栓物質を作成することを着想した。本研究では造影剤/各種薬剤含浸SAP-MSの特性を検討後、動物実験にて治療効果や安全性を評価し、人への臨床応用を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
薬剤溶出ビーズによる塞栓術は局所効果の高い、低毒性の治療とされる。本研究では造影剤と抗生剤や鎮痛剤等の各種薬剤を併せて高級性ポリマー製球状塞栓物質(SAP-MS)に浸し、視認可能かつ薬剤溶出による種々の作用を有する球状塞栓物質を作成することを目標としている。 まず各薬剤(造影剤:Iopamidol、抗生剤:Cefazolin、鎮痛剤:Lidocaine)とその混合物を用いてSAP-MSを膨潤させた。検討した薬剤溶液は(a)Cefazolin(生理食塩水で溶解) (b)Lidocaine (c)Cefazolin+Iopamidol (d)Lidocaine+Iopamidol (e)Cefazolin+Lidocaine+Iopmaidolで、使用したSAP-MSは150-200μmであった。本年度は昨年度に引き続いて薬剤吸着能と溶出能を検討し、その後X線画像下での視認性を検討した。 薬剤吸着能と溶出能の検討において、薬剤吸着中のSAP-MS外の溶液の濃度変化は見られず、薬剤溶出では薬剤は10分間かけて放出された。昨年度と同様の傾向が見られた。 視認性に関しては薬剤を含浸させたSAP-MSを濾過し、シャーレ上で生理食塩水と混合、血管撮影装置を用いてX線画像を撮影し、contrast-to-noise ratio (CNR)にて評価した。Iopamidolを含んだ薬剤含浸SAP-MS(c)(d)(e)は視認可能であったが、Iopamidolを含まなかった薬剤含浸SAP-MS(a)(b)は視認できなかった。 また、本年度は途中までの研究成果をまとめ、国際学会にて報告を行なった。現在、これまでの研究全体の成果をまとめており、次年度では学会での報告と専門誌への論文投稿を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前段階の高速液体クロマトグラフィーの測定条件の検討に時間がかかり、研究全体が遅れたため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究成果をまとめ、専門誌への論文投稿、学会での発表を予定している。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)