研究分担者 |
中川 武美 東北大学, 理学部, 助手 (70004348)
寺沢 辰生 東北大学, 理学部, 助教授 (40004436)
玉江 忠明 東北大学, 理学部, 助教授 (10124174)
斎藤 悌二郎 東北大学, 理学部, 助教授 (70004322)
藤平 力 東北大学, 理学部, 教授 (80004282)
今野 収 (今野 收) 東北大学, 理学部, 助手 (90004449)
|
配分額 *注記 |
33,600千円 (直接経費: 33,600千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
1991年度: 23,000千円 (直接経費: 23,000千円)
|
研究概要 |
本研究により得られた主な成果は以下の通りである。 1.標識付光子による光核反応 1)巨大共鳴を超える励起エネルギーでは断面積の高ミッシングエネルギー部分が準重陽子模型で説明できる事が^<40>Ca(γ,n)反応の測定により明らかになった。 2)(γ,pp)反応の陽子の角相関は(γ,pn)反応の中性子-陽子角相関と同じくback to backであることが判った。 3)^<13>C(γ,n)反応の測定からIVQRの位置と巾を特定した。 2.(e,e'p),(e,e't)反応 1)^<12>C(e,e'Po)反応の測定から直接過程の他にE1,E2共鳴を経由する過程が重要である事が示された。 2)^6Li(e,e'p)反応では縦-模成分干渉項が大きくE1以外の多重極が寄与しているが(e,e't)反応ではE1が主である。 3.(e,e'n)反応 1)^<12>C(e,e'n)反応の中性子の角分布は^<12>C(e,e'p)反応の陽子の角分布と位相が逆になる事が確かめられた。 2)_<13>C(e,e'n)反応では終状態のアイソスピンからE1巨大共鳴のアイソスピンを特定することが出来た。 3)^<40>Ca(e,e'n)では角分布に励起状態のアイソスピンが効く。 4.連続電子線の有効利用のため二つの実験室をつなぐ新ビーム輸送系を建設し,両実験室で同一ビームを用いる実験が可能となった。 5.研究会・セミナー 1)「内部標的による電子散乱実験」に関する研究会を平成3年12月18日〜19日に核理研で開催した。 2)J.Ryckebusch博士による最新理論のセミナーを行った。
|