研究課題/領域番号 |
10680701
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | (財)東京都医学研究機構 (1999) (財)東京都神経科学総合研究所 (1998) |
研究代表者 |
水野 昇 (財)東京都医学研究機構, 東京都神経科学総合研究所, 所長 (10025596)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 後角 / 痛覚 / ミューオピオイド受容体 / P物質受容体(NK1) / P物質 / CGPR / プレプロダイノルフィン / カルシウム結合蛋白質 / 三叉神経脊髄路核 / 膠様質 / P物質受容体(NK-1) / 免疫組織化学 / スライス実験 / Substance P受容体 / mu-opioid受容体 / Substance P / CGRP / 脊髄後角 |
研究概要 |
1.ラット三叉神経脊髄路核および脊髄より中脳中心灰白質に直接投射するニューロンのうち、P物質受容体(NK-1)様免疫活性を示すものは主として三叉神経脊髄路核尾側亜核I層、外側脊髄核、脊髄後角I層に、また一部は脊髄V層とX層に分布する。 2.ヒト新生児および成人の脊髄において、NK-1様免疫活性の分布を調べた。 3.三叉神経脊髄路核尾側亜核I層とII層、および脊髄後角I層とII層において、P物質様ないしCGRP様免疫活性を示す軸索終末のなかに、ミューオピオイド受容体様免疫活性を示すものがあることをラットで証明した。 4.視床に投射線維を送る三叉神経脊髄路核尾側亜核ニューロンのなかにプレプロダイノルフィン様免疫活性を示すものがあることをラットで証明した。 5.スライス実験により、ラット三叉神経脊髄路核尾側亜核II層のニューロンの膜特性と形態を細胞内電位記録法と細胞内標識法により検索し、投射ニューロンのほか、局所回路ニューロンほ2型に分類した。また、一群の局所回路ニューロンがカルビンディンD28k様免疫活性を示すことを発見した。 6.結合腕傍核、視床、ないし視床下部に投射線維を送る三叉神経脊髄路核尾側亜核ニューロンのなかにパルブアルブミン様、カルレチニン様、ないしカルビンディンD28k様免疫活性を示すものがあること、また、これらのなかに、痛覚刺激を与えると、c-Fos様免疫活性を発現するものがあることをラットで証明した。
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