研究課題/領域番号 |
15592285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 首都大学東京 (2005) 東京都立保健科学大学 (2003-2004) |
研究代表者 |
恵美須 文枝 首都大学東京, 健康福祉学部, 教授 (40185145)
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研究分担者 |
高橋 弘子 愛知県立看護大学, 看護学部, 教授 (50336707)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 育児支援 / 大学・地域連携 / 母親 / ボランティア / ボランティア活動 / 地域・大学連携 / 産後母親 / 大学生 / 地域連携 |
研究概要 |
本研究の育児支援モデルを実施することにより、以下のことが明らかになった。 1,地域で生活する出産後間もない母親は、家事及び育児に家族以外の社会資源による支援を必要としており、特に二人目以上の子供を出産した母親や双子を出産した母親に、今回の支援活動モデルを実施した結果、活動が母親にとって非常に有効であったことが明らかになった。即ち、この活動が母親の育児や家事の負担軽減になるばかりでなく、母親がボランティアの訪問を受けることによる外部社会との接触を通して、気分転換や育児方法の伝承、地域ネットワークの拡大等の効果を生みだせている事が明らかになった。 2,今回、子育てボランティアを提供した保健医療系大学の学生にとっては、母親の育児生活の困難さや子供の成長ぶりにじかに触れられることが、日頃の学習内容の深まりになり、また、チームメイトとしての地域ボランティアとの接触は、世代間交流や人間関係形成の経験として有意義な機会にとして活動継続につながっていた。 3,このボランティア活動に参加した地域住民には、子供の成長や母親のたくましさに触れることがやりがいとなっていた。また、大学生と共に活動を行うことが地域に結びついた大学としての愛着や、大学に対する期待、ともに学生を育てる意識の形成になっており、教育への関心や学生とのふれあいの楽しさが活動のやりがいになっていた。 4,課題としては、メンバー間及び、利用者とボランティア間の連絡方法について困難さが生じたが、プライバシーの十分な配慮を行うことでの携帯電話での連絡が、最も有効に機能することの確認が出来た。
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