浸潤性肺腺癌の腫瘍内多様性とリンパ節転移機構の解明

• 研究課題/領域番号: 15K19934
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 呼吸器外科学
• 研究機関: 鳥取大学
• 研究代表者: 春木 朋広 鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (20529416)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: 浸潤性肺腺癌 / 腫瘍内多様性 / リンパ節転移 / 遺伝子変異 / 肺腺癌 / レーザーマイクロダイセク ション / レーザーマイクロダイセクション

研究成果の概要

浸潤性肺腺癌は小型でも高い局所浸潤能や転移能を有することが多く、根治術後も局所や遠隔再発を起こすことが多い。腫瘍内多様性とリンパ節転移能獲得機構の解明するために、複数の組織亜型が混在する浸潤性肺腺癌の外科切除検体を用いて、各組織亜型を構成する腫瘍細胞集団の遺伝子変異を個別に解析した。また、同時に、同一症例のリンパ節転移巣の遺伝子変異も解析した。
結果として、各組織亜型やリンパ節転移巣には共通して認める遺伝子変異が多く存在しており、原発巣のみ、転移巣のみで認める遺伝子変異は少なかった。今後さらに症例数を増やし、腫瘍内多様性を解明するための検討を深めていく必要がある。