研究課題/領域番号 |
16H06254
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
高田 篤 横浜市立大学, 医学部, 講師 (90643693)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
19,760千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 4,560千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2016年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 選択的スプライシング / ゲノム / 統合失調症 / 遺伝学 / 精神医学 / 神経科学 / GWAS / QTL / 発現制御 / スプライシング / 調節エレメント |
研究成果の概要 |
本研究では、選択的スプライシングと精神神経疾患の関連についての包括的解析を行った。具体的には、ヒト脳内で選択的スプライシングと関連する量的形質座位(splicing QTL)のゲノムワイドな同定と、統合失調症等の精神疾患との関連についての検討(Takata et al., Nature Communications 2017)、選択的スプライシングに影響を及ぼしうる変異を含めた稀な変異の大規模エクソーム解析(Takata et al., Cell Reports 2018、Takata et al., Nature Communications 2019)などを行い、その成果を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で作製した、選択的スプライシングに影響を及ぼす変異の網羅的カタログは、ゲノムワイド関連解析等で検出される疾患関連SNPの生物学的意義の解釈と、疾患メカニズム解明に活用することができる。また、エクソーム解析等の網羅的ゲノム解析において、選択的スプライシング影響する変異を考慮することで、遺伝子診断につながる病的変異や、疾患リスクに寄与する変異を同定できる確率の向上が見込める。これらはいずれも、精神神経疾患のゲノム・脳病態理解と、診断・予防・将来の治療法開発に貢献しうるものである。
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