研究課題/領域番号 |
16K10273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
高松 繁行 金沢大学, 附属病院, 助教 (60547173)
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連携研究者 |
熊野 智康
小坂 一斗
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研究協力者 |
柴田 哲志
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / 陽子線治療 / 血行動態変化 / 放射線肝炎 / 血行動態の変化 / 肝癌 / 治療効果判定 / 画像診断学 |
研究成果の概要 |
本研究では、陽子線治療後肝細胞癌の血行動態の変化を時系列で追跡し、再発肝細胞癌に特徴的な経時的変化と、その血行動態を明らかにすることを目的として、陽子線治療後肝細胞癌とその周囲肝実質の変化について、CTやMRI画像を用いて解析した。 陽子線治療によって肝細胞癌の血行動態に変化が生じ、かつ陽子線照射を受けた周囲肝実質においても限局的な放射線肝炎を生じ血行動態に変化が生じる。再発肝癌についてはこれらの治療後変化とは異なる特徴的な血行動態の変化を経時的に追うことはできなかったが、再発肝癌自体は通常の古典的肝癌と同じく、動脈相での早期濃染所見を呈することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、陽子線治療後肝細胞癌の画像所見の変化を解析し、陽子線治療後肝細胞癌の治療効果判定方法を確立することを目的とした。陽子線治療後には、肝細胞癌特有の動脈相での早期濃染という血行動態は変化するが、陽子線治療後再増大を来した再発肝細胞癌については通常の治療後肝細胞癌とは異なる血行動態を呈することが示唆され、陽子線治療後再発肝細胞癌を早期診断に導く、一助となる可能性が示唆された。
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