研究課題/領域番号 |
16K17237
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東京女子大学 |
研究代表者 |
流王 貴義 東京女子大学, 現代教養学部, 講師 (40755948)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 社会学史 / デュルケム / 構築主義 / 理論社会学 / 近代社会構想 / シェフレ / モンテスキュー / アノミー / 作田啓一 / 政治社会学 / 国家 / 社会政策 / 知識 / 社会学 |
研究成果の概要 |
本研究は,デュルケム社会学の同時代的意義を,19世紀末の社会史的・思想史的コンテキストとの対照を通じて明らかにし,同時にこの作業を通じて,国家と社会との新たな編成を模索する学として,デュルケム社会学の現代的意義を提示することを試みていた.この目的につき本研究は,『社会分業論』での有機的連帯論と『社会学講義』を中心とした職能団体論とをデュルケムの近代社会構想とした上で,両者に通底するデュルケムの問題関心とは,個々人の自由の保障という近代社会の理念と社会統合の必要性とを両立させる可能性を,近代社会に固有のメカニズムを通じて探求することである点を明らかするという成果をあげた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,デュルケム社会学の同時代的意義を,19世紀末の社会史的・思想史的コンテキストとの対照を通じて明らかにしたことである.パーソンズの設定したデュルケム解釈の枠組みを相対化する作業を通じて本研究は,デュルケムの近代社会構想の独自の理論的意義を明らかとした上で,有機的連帯論から職能団体論へとその近代社会構想が変化した背景をデュルケムの国家論との関係から整理した.加えて本研究は,デュルケムの問題関心の共有者としてのシェフレの存在を明らかにした.さらに本研究は,日本においてデュルケムの政治社会学の現代的意義を追求した成果の1つとして作田啓一の社会学を位置付ける可能性を示唆した.
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