研究課題/領域番号 |
17K04698
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 福山市立大学 |
研究代表者 |
上別府 隆男 福山市立大学, 都市経営学部, 教授 (50350707)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ベトナム / 高等教育 / トランスナショナル教育 / 国際共同大学 / 日本 / ドイツ / フランス / 国際化 / トランスナショナル高等教育 / アセアン / 外国モデル大学 / 調和化 / ASEAN / グローバル化 / ミャンマー |
研究成果の概要 |
ベトナムは、ASEANの高等教育調和化(単位互換制度、学年暦、質保証制度などの調整)に参加しているが、人的・財的資源の制約から国内の高等教育の改革や開発に困難を抱えており、調和化の進捗において域内先進国との格差がある。 一方、外国モデル大学の一形態である国際共同大学(IJU)3校を取り巻く環境は、2006年の世界モデル大学構想によりIJUが動き始めて以来急速に変化をしている。経済成長、2015年の首相による世界モデル大学構想の凍結決定、2018年の政府指導者の交代などにより、外国モデル大学の推進よりも地元大学の国際化の優先が鮮明となってきており、IJUは地元大学との競合の中で苦戦している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ASEAN第3の人口(約9,700万)を持つベトナムでは経済成長に伴い大学進学率が上昇中であり、政府は高等教育の量的拡大と質的向上に取り組んでいる。先進国は、自国の労働力不足から人材が豊かなベトナムに注目し、ベトナム留学生の受け入れや外国モデル大学設置によるベトナムの学生(将来の労働力)を獲得しようとしている。 本研究成果は、ベトナム高等教育全般のデータ蓄積が不足し、外国モデル大学に関するベトナム政府の方針が不明確かつ不安定であるため全容が把握しにくい中、従来研究の対象となっていなかった、ベトナムの高等教育調和化と外国モデル大学の可能性と課題を明らかにした点で学術的・社会的意義を持つ。
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