研究課題/領域番号 |
17K14893
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
阿部 一徳 秋田大学, 国際資源学研究科, 助教 (50746782)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 石油増進回収法 / 資源開発 / 低塩分濃度水攻法 / 貯留層特性 / 濡れ性 / 相対浸透率 / 低濃度塩水 / 資源開発工学 / 増進回収法 |
研究成果の概要 |
低濃度塩水を石油貯留層に圧入して油回収率を増加させる手法において、圧入塩水の塩分濃度及びイオン成分が貯留層特性に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、岩石コアを用いた掃攻試験や貯留層特性の評価実験を実施した。低塩分濃度水(NaCl塩水、CaCl2塩水、MgCl2塩水)を砂岩もしくは炭酸塩岩コアに圧入することで3~8%程度の増油効果を確認した。相対浸透率及び接触角測定から、圧入塩水の塩分濃度の低下に伴い、貯留岩表面における水濡れ性の増加傾向、及び残留油飽和率の低下が観測され、塩分成分・濡れ性・増油効果の相関関係が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低塩分濃度水攻法は環境調和性に優れた対費用効果の高い手法の一つである。低塩分濃度水の塩分濃度やイオン成分と貯留層特性の相関性を明らかにすることは、これまで不明瞭であった増油機構の解明や適用可能な貯留層条件の理解にも一助となることが期待される。今後も本邦に安定供給が必要となる化石燃料に関して可採埋蔵量増加に貢献するには、複雑な条件下での現象も正しく理解し、既存技術の有効性を検討したうえで、適切に技術の高度化を図る必要がある。
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