研究課題/領域番号 |
17K16522
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
篠原 孝也 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 研究員 (90751735)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 透明化 / 移植 / 膵島 / 膵島移植 / 肝臓 / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
本研究では1型糖尿病の治療法として期待される膵島移植の術後検証モデルを作成し、実際の治療に役立てることを目標として開始した。膵島移植の課題の一つに門脈注入後の低い膵島の生着率があり、その原因・メカニズムの解明が必要であるが、門脈注入後は移植された膵島を直接観察できなくなることが大きな障害になっている。そこで、近年注目されている臓器の透明化技術に着目し、センチメートル単位で観察可能なシートレーザー蛍光顕微鏡と併せて用いることで、マウスの肝臓内部を可視化し、マクロ視野および微細構造の双方で3次元構造を保ったままで詳細な観察が可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、生物の内部構造を把握するために多くの生物が解剖されてきた。しかし、解剖には限界があり、特に臓器の様に複雑な細胞や神経系、血管網を把握することはとても困難であった。 本研究の透明化技術によって生物を透明化することによって、血管網や中枢神経系などの分析が難しい部位の構造を把握が容易になった。 また本研究によって血管等に移植した移植片の検出も可能となったので、今後さらにこの技術の研究を進めることで様々な応用が可能になると考えられる。
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