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気道熱傷患者への呼吸理学療法の短期効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 17K17051
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 救急医学
研究機関大阪大学

研究代表者

久保 貴嗣  大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (30791660)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード気道熱傷 / 呼吸メカニクス / 呼吸理学療法 / 短期的効果 / 長期的効果 / 呼吸抵抗 / モストグラフ / 気動熱傷
研究成果の概要

気道熱傷による炎症は気道内浮腫,分泌物増加,偽膜形成が惹起され肺炎を引き起こす.気道熱傷患者への呼吸理学療法の効果について示されたものは少ない.今回,気道熱傷患者への呼吸理学療法の効果について短期的効果,長期予後の関連性について明らかにすることを目的とした.短期的効果として呼吸理学療法前後で一回換気量,分時換気量,動的コンプラアンスを増加させ平均気道内圧は低下した.また,強制オシュレーション法から得られた気道抵抗,動的コンプラアンスは改善し咳嗽力も改善する事が示唆された.また,長期的効果として呼吸器合併症を予防,退院時に良好なADLを維持できる可能性が示唆された.

研究成果の学術的意義や社会的意義

気道熱傷患者の呼吸理学療法の効果の一部を解明できた.現在,気道熱傷患者の病態の評価は主に気管支鏡が使用されるが患者への負担は大きく,近年合併症を併発する事が報告されている.今回,気道熱傷患者に対し強制オシュレーション法を用いる事で対象は限られるが非侵襲的に病態を評価できた.今回の研究から気道熱傷患者は受傷後長期にわたり気道抵抗値の上昇が認められる事が示唆された.強制オシュレーション法を用いる事で気道熱傷患者の病態を長期的にフォロー出来る可能性があり新たな治療戦略,呼吸理学療法の効果判定に繋がる可能性がある.

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 気道熱傷患者へのMostGraph測定の検討2020

    • 著者名/発表者名
      久保貴嗣
    • 学会等名
      第19回MostGraph臨床研究会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 広域周波オシュレーション法による気道熱傷への気道インピーダンス評価は病態評価,治療評価が可能か?2020

    • 著者名/発表者名
      久保貴嗣
    • 学会等名
      第47回日本集中治療医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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