研究課題/領域番号 |
17K17426
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 兵庫医療大学 |
研究代表者 |
鈴木 みゆき (岡みゆき) 兵庫医療大学, 看護学部, 教授 (30510987)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 看護師 / 冷え / 看護技術 / 皮膚温 / 患者 / 快適感 / 手 / 看護学 |
研究成果の概要 |
ステップ1では女性看護師の手の皮膚温は、11時に低下し午後に上昇する傾向があること、個人差が大きいこと、一度の手洗いで中指皮膚温は3.40℃の低下があることを明らかにした。ステップ2では患者の脈拍測定部位における測定前後での皮膚温の差と、看護師の中指における測定前後での皮膚温の差は、負の相関があった。つまり、看護師が患者に脈拍測定する場面で、看護師と患者間で熱伝導による熱交換が生じていることが示唆された。ステップ3では手洗いで手の皮膚温は低下するが9分後に復温している傾向があること、皮膚温と血流は相関関係があることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性看護師における就労中の手の皮膚温の日内変動、および看護技術によって手の皮膚温に変動があるかについて明らかにした。また、看護師が患者に脈拍測定する場面で、看護師と患者間で熱伝導による熱交換が生じていることを示した。看護師自身が、手の皮膚温の変動の特徴や、看護師・患者の皮膚温において熱伝導による熱交換が行われていることを知ることで、看護師が患者に触れる際、いつどのように留意すべきか考察が可能になる。これは患者の快適感に影響することからも、看護学的に重要な知見と考える。手洗いによる皮膚温の低下からの復温には約9分かかるため、今後は冷たさがあるときの対策を検討する必要がある。
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