研究課題/領域番号 |
18H03041
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
吉田 成一 大分県立看護科学大学, 看護学部, 准教授 (40360060)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | PM2.5 / 胎仔期曝露 / 影響因子 / 造精機能 / アレルギー / 構成成分 / 有機物質 / 複合曝露 / 胎児期曝露 / マウス / 妊娠期曝露 / 有機化学物質 / 胎仔 / 遺伝子発現 / 出生仔 / 複合影響 / 雄性生殖機能 / 免疫系 / 免疫機能 |
研究成果の概要 |
大気中に存在する微小粒子状物質 (PM2.5)の胎仔期曝露により出生仔雄性生殖機能及び免疫系に悪影響が生じることを明らかにしていたが、その影響発生因子は不明であった。大気中のPM2.5は粒子本体にLPSなどの生物由来成分や有機化学物質 (OC)など様々な成分が付着している。そこで、粒子本体 (H-PM2.5)のみ、H-PM2.5とLPSの複合、あるいはH-PM2.5とOCの複合胎仔期曝露を行い、出生仔への影響を評価した。その結果、H-PM2.5単独曝露でも雄性生殖機能および免疫系への影響は認められたが、影響の強さはH-PM2.5単独<H-PM2.5+LPS<H-PM2.5+OCであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大気中のPM2.5が健康に悪影響を与えることは知られている。我々は妊娠マウスにPM2.5を曝露すると雄性出生仔の生殖機能が悪化すること、アレルギーが悪化することなどを明らかにしてきた。PM2.5は粒子本体に様々な物質を含んでいるが、今回の研究により粒子本体が雄性生殖機能を悪化させる作用やアレルギーを悪化させる作用を持っているが、その粒子に細菌成分や有機化学物質が含まれるとより悪化の程度が増加することを見いだした。特に有機化学物質が含まれるとその作用が強いことを見いだした。
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