研究課題/領域番号 |
18K05310
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分36020:エネルギー関連化学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 |
研究代表者 |
品川 勉 地方独立行政法人大阪産業技術研究所, 森之宮センター, 主任研究員 (50416327)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 酸化物太陽電池 / 水溶液プロセス / 亜酸化銅 |
研究成果の概要 |
本研究は、「水溶液プロセスとベースメタルを用いた高い汎用性と低コスト化が期待できる高効率な酸化物系太陽電池の開発」を目的とし、申請者がこれまで取り組んできた「水溶液プロセスによる酸化物形成」と「酸化物太陽電池の構築」に関する成果と知見を駆使して、2つの研究課題(1)Cu2O層の電気的特性の改善と、(2)新規p型光吸収層の開発に取り組んだ。その結果、(1)低抵抗率なCu2Oを水溶液電析法で形成できたものの、太陽電池の変換効率改善には至らなかった。(2)銅-鉄系酸化物を析出可能な弱酸性水溶液の検索を実施し、硫酸鉄と(硫酸銅、硝酸銅、酢酸銅)の組み合わせにおいて目的物の形成を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ZnO/Cu2O系太陽電池は、亜鉛や銅といった無毒で大量に入手可能なベースメタルを原料とし、低コストかつ環境フレンドリーな水溶液プロセスで製造可能な「汎用型太陽電池」として注目されている。しかし、実用化には変換効率の向上が大きな課題となっており、本研究では、(1)Cu2O物性の改善、および(2)新規光吸収層開発、という2つのアプローチから、汎用型太陽電池の変換効率向上に資する研究に取り組んだ。
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