研究課題
基盤研究(C)
本研究では、長期間の体脂肪の変化(BMI・腹囲)と生活習慣病リスクの変化に着目して、新たな生活習慣病予測因子を同定することをめざした。これまで研究してきた老化関連因子のαKlothoは、高血糖の出現や心不全の治療反応性に関連することを新たに見いだしたが、経年的体脂肪変化に伴うリスクの増加には有意な関連を認めなかった。10年間保管した凍結血清を用いエクソソーム由来の新規因子の網羅的検索を行ったが、有意なマーカーは同定できなかった。長期間の体脂肪変化に係わるリスク変化の同定にはさらなる検索が必要である。
生活習慣病リスクは中高年に増加する。リスクの増加した人には保健指導を行うが、生活習慣が固定してしまった中高年では長続きする人は少なく結局薬物治療へと移行する。生活習慣が固定していない若年時に将来の生活習慣病リスクが予測できるマーカーがあれば、介入ターゲットを絞って指導し、その介入効果をモニターすることも可能となる可能性がある。そこで本研究では、新たな方法でそのマーカーを探索し、今後の方向性を示した。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (4件)
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