研究課題/領域番号 |
18K17674
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山口 優実 九州大学, 大学病院, 言語聴覚士 (90788605)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 嚥下 / 耳内嚥下音 / 嚥下障害 / 喉頭挙上遅延時間 |
研究成果の概要 |
本研究は、嚥下時に耳内から聴取できる耳内嚥下音が咽頭期嚥下の時間的指標として利用できるのかを明らかにすることを目的とし、耳内嚥下音と、喉頭挙上遅延時間(LEDT)との関係性について検討した。その結果、耳内嚥下音は嚥下のパターン形成器(CPG)の特徴の一部を反映しており、咽頭期嚥下のシークエンス上の重要な定点であると示唆された。耳内嚥下音は、咽頭期嚥下の時間的指標として臨床応用ができる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、耳内嚥下音は中枢における嚥下のパターン形成器(CPG)の特徴の一部を反映している可能性が高く、耳内嚥下音が咽頭期運動の定点として時間的指標となることが示唆された。耳内嚥下音を開始点とした評価は、嚥下の惹起性にはほとんど依存せず、CPGの性格をよく反映していると考えることができる。このような耳内嚥下音の性格を利用すれば、嚥下造影検査を施行することなく嚥下のシークエンスの時間的定点を類推することが可能であり、非侵襲的に嚥下機能を評価する臨床応用も期待できると考える。
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