研究課題/領域番号 |
18K17683
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | つくば国際大学 |
研究代表者 |
山本 竜也 つくば国際大学, 医療保健学部, 助教 (60724812)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脳の可塑性 / リハビリテーション / 脳損傷 / 機能回復 / 神経回路 / 巧緻動作 / 第一次運動野 / 運動前野 / マカクサル / 運動麻痺 / 小脳 / 損傷 / 回復 / 麻痺 / 複合損傷 / 霊長類 |
研究成果の概要 |
脳神経細胞には、自身の構造や機能を変化させる力がある。脳の可塑性と呼ばれるこの能力により、脳損傷後の運動機能回復は実現すると考えられている。本研究は「どのような神経回路の変化が機能回復に関与するのか?」この疑問の一端を明らかにしたものであり、その成果は国際学術雑誌にて報告した(Yamamoto et al., 2019, JNS)。また、「どの程度の損傷規模まで、脳は可塑性により機能回復を実現できるのか?」脳が有する可塑性の容量についての検証も進めた。この問いに対する結論を導き出すためには,今後更なる検証が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳損傷後の運動機能回復は,損傷による直接的な影響を免れた脳領域が,失われた機能を代償するために,中枢神経系全体を巻き込む神経回路の構造的な変化を引き起こすことにより,実現している可能性がある (Yamamoto et al., 2019, JNS)。このような大規模な神経回路の可塑的な変化を明らかにした本研究成果は,脳損傷後の機能回復のみならず,発達や記憶など多様な脳機能の基盤を担う「脳の可塑性」の原理を理解するうえで,また,リハビリテーション分野を含む臨床現場においては,介入の意義や新たな治療法の構築を検討するうえで,重要な基礎的資料になる。
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