• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

歩行対称性指標の妥当性およびその正常標準値の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K06872
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分45060:応用人類学関連
研究機関石川県立看護大学

研究代表者

小林 宏光  石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (20225535)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード歩行 / 加速度 / 対称性 / 左右対称性 / 定常性
研究開始時の研究の概要

健康な若年者を対象に平面上又はトレッドミルでの歩行を行わせ,歩行中の腰背部および両膝での加速度測定を行う。この加速度波形の自己相関関数から歩行の対称性,定常性指標を算出する。これらの指標の標準値,正常範囲を得ること,また歩行速度や距離,疲労との関係を検討する。

研究成果の概要

本研究では、トレッドミル上での歩行における体幹加速度測定を行った。82名の健康な男性(23-64歳)が研究に参加した。体幹加速度の自己相関関数から歩行の対称性,定常性指標を得た。
腰背部,胸背部の前後(AP)および垂直(VT)方向に関してこれらの歩行指標の健康男性集団における標準値を得ることができた。歩行速度に関して2Km/h~6Km/hでは速度が速いほど歩行対称性,歩行定常性が向上した。トレッドミル傾斜角度の影響および連続歩行中の疲労の歩行対称性,歩行定常性に対する影響はは全くみられなかった。本研究の被験者内では年齢と歩行指標の間の相関は見られなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

加速度測定はヒトの歩行の解析方法の一つであるが,近年,体幹の加速度波形の自己相関関数による歩行の定常性・左右対称性評価が注目されている。この手法はスマートフォンやウェアラブルセンサを用いた測定が可能であることから,従来の歩行動作研究の枠にとどまらず,健康作りのためのヘルスセンシング技術の1つとして広く関心を集めている。
本研究は脳卒中患者,変形性関節症などの有病者を扱うのではなく,健康な男性集団を対象とし,歩行速度や傾斜角度の影響など基本的な要因との関係を検討した。本研究の結果はこの技術を広く活用していく際の基本的知見になると思われる。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi