研究課題/領域番号 |
19K07165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 徳島文理大学 (2020-2021) 香川大学 (2019) |
研究代表者 |
芳地 一 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (00219156)
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研究分担者 |
坪井 一人 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (80346642)
竹之内 康広 川崎医科大学, 医学部, 助教 (30582233)
山野 由美子 神戸薬科大学, 薬学部, 准教授 (50208831)
小坂 信二 香川大学, 医学部附属病院, 教授 (70861102)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 疼痛 / 炎症 / 脂質 / 酵素 |
研究開始時の研究の概要 |
神経因性疼痛は難治性の疼痛であり、治療薬の開発が急務である。脂肪酸アミド化合物のパルミトイルエタノールアミド(PEA)は本症にある程度有効であるが、体内で速やかに分解される欠点がある。本研究ではPEAの構造を修飾し、分解されにくく強力な抗炎症・鎮痛作用を有する新規神経因性疼痛治療薬を創製することを目的とする。具体的には、(1) 候補化合物の有機合成、(2) 受容体に対するアゴニスト活性の検討、(3) モデル動物を用いた抗炎症・鎮痛効果の検討、(4) 加水分解酵素に対する感受性の検討、(5) 血中安定性と体内動態の検討を行う。
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研究成果の概要 |
パルミトイルエタノールアミド(PEA)は、ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体PPARαの活性化などを介して抗炎症・鎮痛作用を示す脂質化合物である。本研究では、PEAの抗分解性改変体を優れた難治疼痛治療薬として応用することを目指して以下の知見を得た。すなわち、(1) 酸性セラミダーゼが体内でPEAの加水分解に関与することを見出し、(2) PEA改変体のPPARα活性化能の構造活性相関を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義として、まず、セラミドを加水分解する酵素として認識されてきた酸性セラミダーゼを、PEAの新規加水分解酵素として同定したことが挙げられる。さらに、PEAの改変体のPPARα活性化能に関して構造活性相関を示したことも学術的意義を有する。社会的意義は、神経因性疼痛などの難治疼痛の新規治療薬としてPEA誘導体を応用する上で有用な知見となることである。
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