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川崎病の冠動脈病変におけるアンギオテンシンIIの役割

研究課題

研究課題/領域番号 20790750
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関東海大学

研究代表者

菅沼 栄介  東海大学, 医学部, 助教 (60408010)

研究期間 (年度) 2008 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード小児循環器 / 川崎病 / アンギオテシン受容体拮抗薬 / 川崎病モデルマウス / マクロファージ / アンギオテンシン受容体拮抗薬 / アンギオテンシン / カテプシン
研究概要

川崎病の冠動脈病変の形成には細胞外器質の破壊が大きく関与しており、INF-γ、TNF-α、IL-6、MMPsなどが知られている。ARBが川崎病の冠動脈瘤形成に対して有効であるというデータはなく、LCWE(乳酸菌抽出液)をマウス腹腔内に注入して川崎病類似の冠動脈病変を惹起するマウスモデルを作製し、ARBが川崎病の冠動脈病変に与える有効性を検討した。LCWEで冠動脈に炎症が惹起され、ARB投与により組織学的に冠動脈周囲の炎症細胞浸潤は抑制された。心臓切片を使用したReal-time PCR法ではLCWE投与群でのmRNA相対発現量はPBS群と比較して、MMP-2(161%)、MMP-9(164%)、IL-6(177%)すべて高値を示した。ARBは川崎病モデルマウスにおける冠動脈病変のMMP-2、MMP-9、IL-6を抑制した結果、冠動脈瘤形成予防に有益である可能性が示唆された。今後治療介入目的で利用しうる合理的な薬剤の一つとなることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2010 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2009 実績報告書
  • 2008 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] アンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB)は川崎病モデルマウスにおいてIL-6、MMP-2、MMP-9mRNA発現量を抑制した2011

    • 著者名/発表者名
      菅沼栄介、松田晋一、中村英明、関根佳織、新村文男、望月博之
    • 学会等名
      第47回日本小児循環器学会学術集会
    • 年月日
      2011-07-07
    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書
  • [備考] ホームページ等

    • 関連する報告書
      2010 研究成果報告書

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公開日: 2008-04-01   更新日: 2016-04-21  

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