研究課題/領域番号 |
20K01518
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
鈴木 早苗 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (30466073)
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研究分担者 |
湯川 拓 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80728775)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 国際機構 / 事務総長 / 権限委譲 / 個人属性 / 地域機構 / ASEAN / 域外国 / 権限 / 権威主義 / 民主主義 / 支援 / ECOWAS / 地域主義 / 安全保障 / 域外アクター |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、主に途上国が加盟する地域機構がその地域の安全保障を高める際に、域外からどのような支援を得ているのか、その支援はどのような条件のもとで実施されるのかを明らかにする。物的、制度的、人的資源が少ない途上国間の地域機構が安全保障機能を果たすためには域外アクターからの支援は決定的に重要である。本研究では、域外アクターの支援の形態や規模が対照的な西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)と東南アジア諸国連合(ASEAN)を事例として取り上げ、支援の実施メカニズムを理論化する。
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研究実績の概要 |
第一に、国際機構の事務総長の影響力について分析を進めた。アジア経済研究所のDisucssion Paperに発表したのち、さまざまなフィードバックを受け、分析手法の再検討、データの改善などを実施した。そうした成果を、「伝記的アプローチによる国際機構の研究-個人属性についてのデータセットの構築から-」『国際社会科学』72号(47-63頁、2024年)に発表した。さらに、より詳細なデータセットを英文で執筆、英文の学術雑誌に投稿した。
第二に、鈴木は単独でアフリカの地域機構に対する欧州連合(EU)の役割について分析を進めた。域外アクターであるEUは、アフリカの地域安全保障にとって不可欠な存在である。そのEUの財政支援がアフリカの地域機構の間の関係をどう規定していたのかという問いを経て、論考を執筆し、英文雑誌に投稿した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
海外出張は実施しなかったが、データセットの構築や資料の収集は、インターネットで取得できるものを使用できたため、影響はほぼない。査読雑誌への投稿も順調に進んだ。
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今後の研究の推進方策 |
二つの論文を英文雑誌に投稿している。掲載に向けて、査読結果に対応する。
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