研究課題
若手研究(B)
ボンディングレジンにHApを配合した試作ボンディング材について検討を行った。1).機械的性質への影響:配合量を増加させることで吸水および溶出量が抑制される傾向が見られた。2).象牙質接着における影響:同一保管期間内で同象牙質群内において、明らかな差は認めなかった。また24時間と12ヶ月後の比較ではでいずれの群においても接着強さは同じであった。健全象牙質と比較し脱灰象牙質に対する微小引張接着強さは有意に低かった。3).歯髄組織への影響:HAp配合接着システム群では象牙質様の硬組織の形成が観察される切片が得られたが、サンプル数は少なく、また観察期間の検討のため、追加の実験が必要である。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件)
Dental Materials
巻: 30 号: 11 ページ: 1213-1223
10.1016/j.dental.2014.08.365