研究課題/領域番号 |
26286029
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 一部基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
飯田 琢也 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (10405350)
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研究分担者 |
床波 志保 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60535491)
伊都 将司 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (10372632)
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連携研究者 |
井村 考平 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80342632)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2015年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2014年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | ナノバイオ / 分析科学 / 分子認識 / 光ピンセット / 計測工学 |
研究成果の概要 |
生体分子認識の光誘起力による制御原理を解明し、迅速かつ高感度な革新的バイオセンサの開発へと展開することが本研究の目的であった。特に、レーザー照射下における光誘起力と光誘起対流の相乗効果により、プローブナノ物質と微量のzmolオーダーのDNAなど極微量のターゲット生体分子の特異的結合を加速して、わずか数分程度でサブmmオーダーのマクロな集合体形成ができることを解明した。得られた成果はラベルフリーかつ超高速、高感度な光誘導型バイオセンサの基礎となるものであり、医療・食品関連分野で強く求められる遺伝子疾患やアレルギーなどの早期診断技術や医薬品等の分離分析技術の発展に繋がるものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNAなど極微量のターゲット生体分子の特異的結合をレーザー照射により加速してわずか数分程度の短時間でマクロな集合体形成が可能な「光誘起力による分子認識制御」の原理の一端を解明し、迅速・高感度な光誘導型バイオセンサの研究開発における重要な基礎的知見を得たことが本研究成果の学術的意義である。これらの成果は遺伝子疾患やアレルギーなどの検査・診断技術や医薬品等の分離分析技術の革新を目指す研究開発に新たな選択肢を与え、医療・食品検査・創薬などの発展に繋がる高い社会的意義があるものと考える。
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