研究課題/領域番号 |
18720112
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 常葉学園短期大学 |
研究代表者 |
小野田 貴夫 常葉学園短期大学, 日本語日本文学科, 講師 (20413247)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,250千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 高齢者 / ヘルパー / ケアマネージャ / 要支援 / コミュニケーション / 反復 / エピソード / 談話分析 / 言語表現 / ナラティブ / 福祉言語学 / 様態 / 対面的会話 / 非対面的ー動的会話 / 会話分析 / 傾向 |
研究概要 |
インタビューや自然発話の談話分析により、高齢者の話の冗長性(長い、またはくどいと感じられる)は、同じ話題の「反復」と経験談を主とする「エピソード形式の語り」から成り立っていることが確認された。「反復」は、マイナスのイメージを伴う話題(過去や現在の不幸)やプラスの自己評価に関する話題に多くみられる。また「エピソード形式の語り」は、高齢者の居室におけるホームヘルパーとの業務中の(共感的な)会話においても多く現れる傾向がある一方で、(たとえばケアマネージャや家族による)運動や食事等に関する健康管理や生活態度についての指示・指導に対して抵抗するとき(努力によっては改善の余地がない、またはすでに精一杯の努力をしていることを力説するとき)にも、多く現れることが観察された。
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