研究課題
基盤研究(C)
膵癌は非常に予後不良な疾患であり、その進展機序解明は急務とされる。本研究では、膵癌細胞、及び膵癌の豊富な間質中に存在する膵星細胞のオートファジー活性とその役割について検討したところ、膵星細胞の活性化にオートファジーが関与していることを示した。今後、神経浸潤過程でのオートファジーの役割についてさらに検討を重ねていく。
膵癌の5年生存率はここ30年間でほとんど改善が無く、治療法の開発は社会的緊急性・重要度が高い。また、再発形式として神経浸潤を主体とした後腹膜再発が高率にみられることも膵癌の大きな特徴である。この原因のひとつである神経浸潤の制御の機序解明につながる膵癌間質制御のメカニズム解明は膵癌治療成績の向上の一翼を担うと考えられ、それによって得られる社会的意義は非常に高いと考えられる。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件)
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