研究課題/領域番号 |
18K13774
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21040:制御およびシステム工学関連
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
石崎 孝幸 東京工業大学, 工学院, 准教授 (10650335)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 分散協調制御 / レトロフィット制御 / オープンシステム / データ適応型制御 / モジュラデザイン / 制御系設計局所化 / 進化的なシステム / 分散制御 / 大規模ネットワーク / 分散設計 |
研究成果の概要 |
本研究では,社会インフラシステムなどに代表される,多数の主体によって段階的に増改築されていくネットワークシステムに対して,その持続的発展を可能にするシステム制御理論の構築を行った.より具体的には,コントローラレトロフィット手法(コントローラの分散的な増改築手法)に関する理論を基盤として,分散制御系を構成するコントローラやサブシステムを局所的に改変・拡張することによって,安定性や可制御性など,大局的なシステム特性や制御性能を段階的に改善するためのレトロフィット制御理論を構築した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存の関連研究では,システム特性や制御性能の改善に向けてシステム自体の段階的な変化を議論することは一般にされていなかった.一方で,本研究におけるレトロフィット制御理論では,制御系の局所的な増改築により,与えられた分散制御系を所望の分散制御系へ改変・拡張していくことを考えている.このような制御系レトロフィットの発想は独自のものである.また,本研究は,これまでのシステム制御理論では扱うことが難しかったオープンシステム(不特定多数の主体により逐次的に改変され得るシステム)の制御に関する基礎理論となり得る.
|