研究課題/領域番号 |
18K16870
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
菊地 正弘 京都大学, 医学研究科, 助教 (90443564)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 頭頸部癌 / FDG PET / 糖代謝 / 不均一 / PD-L1 / 免疫細胞 / バイオマーカー / 口腔癌 / 末梢血可溶性PD-L1 / FDG PET/CT / texture analysis / CD8+細胞 / テキスチャ解析 / MTV / correlation / 腫瘍内免疫マーカーの発現予測 / 腫瘍微小環境 / 免疫マーカー |
研究成果の概要 |
腫瘍微小環境におけるPD-L1の発現評価は、生命予後や抗PD-1薬の効果予測に有用であるとされるが、その発現は不均一であり、生検検体による評価では不十分である。非侵襲的なPD-L1発現評価が可能か、頭頸部癌に対しFDG PET検査ならびに末梢血可溶性PD-L1を測定し、手術検体と比較検討を行った。結果、SUVmaxが高値でFDG集積が不均一な腫瘍は免疫細胞のPD-L1発現が高く、末梢血可溶性PD-L1値は免疫細胞PD-L1発現と相関した。一方で、腫瘍細胞PD-L1発現との関連は認めなかった。FDG PETならびに末梢血可溶性PD-L1測定により免疫細胞PD-L1発現の予測が可能である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腫瘍微小環境における免疫細胞のPD-L1発現の役割は不明であるが、腫瘍細胞のPD-L1発現と同様、腫瘍浸潤リンパ球の活性を抑制する役割があると考えられている。FDG PET検査ならびに末梢血可溶性PD-L1測定は非侵襲的な検査であり、手術前に腫瘍内の免疫細胞のPD-L1発現を評価することが可能である。これらは頭頸部癌患者の生命予後予測ならびに抗PD-1薬・抗PD-L1薬といった免疫チェックポイント阻害剤の効果予測の新たなバイオマーカーになることが期待される。
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