研究課題/領域番号 |
17K13941
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
岩野 卓 大分大学, 福祉健康科学部, 講師 (30782453)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アディクション / 認知行動療法 / プログラム開発 / 治療スタッフ / 心理学的介入 / 依存症 / 治療プログラム / ドロップアウト / スタッフ教育 / アルコール依存 |
研究成果の概要 |
アルコール依存症の標準的な治療プログラムを開発し,その有効性評価と,ユーザビリティについて検討した。治療プログラムは,国内外の依存症治療プログラムを基に独自に開発し,全10回のプログラムと使用するワークブックを開発した。同時に,本プログラムは依存症治療の経験が少ない医療スタッフでも利用できるかどうかを,依存症治療の専門家と依存症治療の経験がない医療スタッフに確認してもらい,ユーザビリティを検討した。結果として,ユーザビリティは高く,治療効果も国内の標準治療と同等であることが示された。また,参加したスタッフは依存症に対する態度が良くなることも示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学会発表および学術論文として情報発信を行い,所属機関のある県下において民間・公的機関にて講演会を行った。また,研究者自身のホームページに情報を公開し,対人援助職を養成する大学の講義にて,研究成果の一部を紹介した。依存症は治療期間が少ないことが日本の問題として注目されており,そのような状況で専門家以外が治療を担えるプログラムが開発されたことは,治療のハードルを下げるために非常に有用であると考えられる。
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